塩ジャケ好きやねん < アイナメの落とし込み釣り 目次 < リール編
1.餌
2.鈎、ガン玉
3.ハリス
4.ライン(道糸)
5.ロッド(竿)
6.リール
7.タモ網
8.小物
9.服装
Final.釣り方
落とし込み釣りの象徴
(・∀・)
落とし込み釣りといえば片軸受けの太鼓リールが象徴になっているが、スピニングリールでもベイトリールでもやってやれないことはない。というか当ブログにコメントを書いてくれるけんたなさんやくわさんはスピニングリールで釣果を上げているし、それにベイトリールで落とし込み釣りをしている動画がYoutubeにアップされている。ただ、ここでスピニングリールやベイトリールを書いても本筋から脱線するのでヘチリールに絞って書いてみる。
◼️ヘチリール(落とし込みリール、方軸受けリール)
そもそも落とし込み釣り用に作られたのでヘチリールには長所が多い。
- 軽い
- 巻き癖がつきにくにい
- 回転性能がいい
- 回転数で仕掛けの深さがわかる
以上が主な長所となるが回転性能が良過ぎるのでこれが竿にラインを通したり餌をつけたりする時にバックラッシュの原因になる。スプールロック機能がついている機種ならいいが、無ければグリップにヘアゴムつけてスプールを好きな時に固定できるようにする。
そしてスプール径はできるだけ大きいのにした方が良い。径が小さいものより巻き癖がつきにく、巻き取りに必要な回転数も少なくなる。また仕掛けが落ちる速さが同じでも、スプール径の大きい方がゆっくり回るので回転数を数えやすい。更に下巻きをすればスプール径を大きく使うことができる。
↑チヌマスターは内側の直径が5cmだが下巻きすることで7.5cmにしている。
www.youtube.com
↑下巻きのメリットとデメリットを5:08から説明してくれてます。
このヘチリールもヘチ竿と同じく札幌、室蘭の釣具屋で売られているところを見たことがなく、そのため通販か取り寄せなければならない。以下に有名なものに絞って紹介する。
バトルフィールド黒鯛90NR(プロマリン)
圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。価格が安いだけでなく高性能なのでヘチリールで一番売れているのはこれだと思う。
海将黒鯛KA87R(プロマリン)
インヴィクタクロダイ MBリミテッド(宇崎日清)
1万円を切るのにリールストッパーがついておりこれも評価が高い。
マットブラックリボルバー90(櫻井釣具)
これもお高いが評判が高い。デフォルトはシングルハンドルだがオプションでダブルハンドルにすることができる。アマゾンや楽天では買えないので北海道から注文するとなるとメーカーに注文するしかないだろう。
製品詳細 - 櫻井釣漁具株式会社
写真引用元 櫻井釣具株式会社
CAMELLIA(quapni)
前打輪 Camellia 山茶 (雙把) 香檳金
写真引用元 quapni
珍しい台湾製のヘチリール。評価も高く黒鯛狙いの人の中には愛用している人もそこそこいる。JUNさんもその一人である。
チヌマスター90(ダイワ)
塩ジャケの人が愛用しているヘチリール。実はレビュー評価が高くない。理由は他の機種に比べて回転性能が良くないから。ただし回転性能が良過ぎるとバックラッシュの原因になりやすいのでこれぐらいがちょうど使いやすいかなと思っている。
そしてどの機種もリールに個体差がありよく回るものとなかなか回らないものがあるらしい。回らないものにあたったら交換か脱脂をすることになるが脱脂はリールを分解することになるので自己責任となる。タイコリールの回転はボールベアリングの脱脂が必要【初めてのヘチ釣り準備】 - J フィッシングダイアリー|釣り日誌 釣りに関するあれこれ情報サイト
以上ヘチリールについて書いてみたが、最初は落とし込み釣りに興味があるならスピニングリールとかベイトリールでやってはまるのならヘチリールを買ってみればいい。
◼️内巻きと外巻き
ヘチ釣りで黒鯛を釣る人にとっては既知のことだが面白いことにヘチリールには前後の区別がない。塩ジャケの人はヘチリールにを右手巻きの内巻きで使っている。
↑ハンドルが右手側にありラインが内側から出ている。
このラインを巻き直さなくてもシートからリールを外しハンドルを左側にもっていくと、左手巻きの外巻きになる。ラインを逆方向に巻き直せば左手巻きの内巻きか右手巻きの外巻きで使える。普通のリールでも右ハンドルと左ハンドルの違いはあるが内巻き、外巻きは聞き慣れないと思うのでどのような違いがあるのだろうか?メリットとデメリットは?
外巻き
外巻きのメリットはスピニングリールと同じ巻き方でラインを巻けることなので扱いやすい。デメリットはラインが第一ガイドまで竿から遠いところを通るので風の影響を受けやすく糸ふけが出やすい。
内巻き
内巻きのメリットは外巻きと逆でラインが第一ガイドまで竿に近いところを通るので風の影響を受けにくく糸ふけが外巻きよりも出にくい。デメリットはスピニングリールとは反対の巻き方なので慣れるまで我慢するしかない。
◾️トラブル対策
バックラッシュ対策は上で書いた。この他にヘチリール独特のトラブルを書いておく。
ハンドルの付いている方にスプールを支えるネジが付いてある。機種によってはこのネジが緩みやすいので、釣っている最中も頻繁にチェックした方がよい。塩ジャケの人は一度緩んで海に落としてしまったことがあるので、別に注文して釣り場にスペアを二つ持って行くようにしている。
ヘチリール本体とスプールの間には隙間がありそこにラインが入り込んでしまうことがある。これはスプールロックを外してスプールを外せば簡単に解決することが多い。
Y氏が初めてこれをしたときにどうしていいか分からず手助けしたことがあったのでここに記載しておく。
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